Arweaveは「データを半永久的に保存することを目的とした分散型ストレージ・ブロックチェーン」である。NFTのメタデータ保存、Web3アプリのフロントエンドホスティング、検閲耐性アーカイブなど、Web3エコシステムの基盤として広く利用されている。
本記事では、Arweaveを実際に「触る・調べる・探索する」ために役立つ公式ツール・エクスプローラー・開発者ドキュメントを目的別にまとめた。Arweaveをこれから学ぶ人、上に保存されたデータを探したい人、dApp開発を始めたい人それぞれが必要なリンクに辿り着けるよう整理している。
Arweaveそのものの仕組みについては Arweave(アーウィーブ)とは を参照。
1. 公式サイト・基本情報
Arweaveプロジェクト全体の出発点となる公式ハブと、概念を学ぶための解説ドキュメント。
- Arweave公式サイト:Arweaveプロジェクト全体の公式ポータル。エコシステムの概要や最新動向への入り口。
- ar.io Docs: What is Arweave:「Arweaveとは何か」を、Permaweb・ar.ioの観点も交えて整理した解説ドキュメント。
2. ウォレット・Permaweb探索
ARトークンの管理や、Arweave上のデータ・アプリ(Permaweb)を覗いてみるためのツール。
- Arweave.app:ArweaveのWebウォレット。AR残高の管理、送金、ファイルアップロード、dApp接続まで一通り行える。
- Arweave.app の Explore:Arweave / Permaweb上のデータやアプリを探索するためのUI。「何が保存されているのか」を体感する入口。
- Arweave Wallet Docs:Arweaveウォレットの仕組み・キーファイル・運用方法をまとめた公式ドキュメント。
3. ブロックエクスプローラー
ブロック・トランザクション・アドレス・ネットワーク統計を確認できるExplorer類。Arweave上のTx(トランザクション)IDを調べたいときの定番。
- ArScan:Arweave専用のブロックエクスプローラー。Tx・アドレスを軽快に検索できる。
- ViewBlock Arweave Explorer:ViewBlockによるArweave版Explorer。ブロック・Tx・アドレス・ネットワーク統計を網羅。
- ViewBlock上の画像Tx例:Arweaveに保存された画像トランザクションをExplorer上で確認した例。Tx詳細画面の見方を掴むのに便利。
4. データアクセス:Gateway・GraphQL・HTTP API
Arweave上に保存されたデータを直接取得したり、タグでフィルタして検索したりするためのインタフェース群。NFT・画像・ファイルをプログラムから扱う際の中心ツール。
- Arweave GraphQL Playground:
Content-Type: image/pngのようなタグでTxを絞り込み検索できるGraphQLエンドポイント。 - Arweave Gateway
https://arweave.net/<txid>:TxIDをそのままURLに付けるだけで、保存されたデータ本体を取得できるGateway。画像なら画像として直接表示される。 - Arweave上の画像Tx例:実際にGateway経由で画像データが配信される例。Permanent Webの感覚が一発で掴める。
- Arweave HTTP API Docs:
https://arweave.net/{id}をはじめとするHTTP APIの公式リファレンス。
5. 開発者向けドキュメント(ar.io / ArFS)
Arweave上で「ファイル・フォルダ」的にデータを扱ったり、GraphQLでデータを発見するための実装ガイド。
- ar.io Docs: Find Data:GraphQLを使ってArweave上のデータを発見する方法を解説。タグ設計と検索手順がセットで分かる。
- ar.io Docs: ArFS:Arweave上でファイル/フォルダ構造を表現する仕様「ArFS(Arweave File System)」の解説。
6. 実装サンプル・参考リソース
Arweaveに保存された画像・ファイルを実際にどう一覧化するか、どんなタグで保存するかを学べる実例。
- arweave-file-explorer(GitHub):Arweave上のファイル/画像を一覧表示する実験的UIのサンプル実装。コードを読むことでデータ取得の流れが理解できる。
- Web3Infra Arseeding Tags Docs:
Content-Type: image/png付きでTxを保存する具体例として紹介されているドキュメント。
使い分けの目安
- とにかく触ってみたい → Arweave.app でウォレットを作り、Explore でPermawebを覗く。
- NFTやTxを調べたい → ArScan / ViewBlock でTxIDを検索。
- Arweave上の画像を直接見たい →
https://arweave.net/<txid>をブラウザに貼るだけ。 - 大量のデータを条件付きで探したい →
arweave.net/graphqlでタグ検索。 - dAppを作りたい・データを書き込みたい → Arweave HTTP API Docs と ar.io Docs(Find Data / ArFS)を順に読む。
Arweaveは「読むだけ」ならウォレット不要・Gateway URLを開くだけで体験できる、Web3の中でも入り口の敷居が低い領域だ。まずはExplore→GraphQL→HTTP APIの順で触れていくと、Permawebの全体像が掴みやすい。



