TPSは、「Transactions Per Second」の略で、ブロックチェーンが1秒間に実行できるトランザクションの最大数のことです。
これは、ブロックチェーンのパフォーマンスを測定する重要な指標です。TPSは、そのブロックチェーンネットワークのスケーラビリティと効率性を示します。
表:ブロックチェーンのトランザクション毎秒数量とブロック承認時間
仮想通貨 | トランザクション毎秒 (TPS) | 平均取引(ブロック)承認時間 |
ビットコイン | 3-7 | 10 分 |
イーサリアム | 15-25 | 6 分 |
ソラナ | 2,825 | 0.4 秒 |
ポルカドット(DOT) | 1,000 | 4-5 秒 |
EOS | 4,000 | 0.5 秒 |
コスモス(ATOM) | 10,000 | 2-3 分 |
ステラ | 1,000 | 2-5 秒 |
ドージコイン(DOGE) | 30 | 1 分 |
ライトコイン(LTC) | 56 | 30 分 |
アバランチ(AVAX) | 5,000 | 1-2 秒 |
アルゴランド(ALGO) | 1,000 | 45 秒 |
リップル (XRP) | 1,500 | 4 秒 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 61 | 60 分 |
IOTA | 1,500 | 1-5 分 |
ダッシュ(DASH) | 10-28 | 15 分 |
一般的にTPSは高いことはブロックチェーンのパフォーマンスやユーザーエクスペリエンスにとって重要な要素の一つですが、高ければよいわけではありません。
例えば、失敗したトランザクションなどによりTPSの数字が膨らむ可能性があります。Solanaでは70%以上のトランザクションが失敗し、TPSが歪められています。ブロックチェーンはトランザクションごとに複数の出力をバンドルするため、TPSが低下します。 TPSはマーケティングによく使用されますが、技術的には不正確です。