TPSは、「Transactions Per Second」の略で、ブロックチェーンが1秒間に実行できるトランザクションの最大数のことです。

これは、ブロックチェーンのパフォーマンスを測定する重要な指標です。TPSは、そのブロックチェーンネットワークのスケーラビリティと効率性を示します。

表:ブロックチェーンのトランザクション毎秒数量とブロック承認時間

仮想通貨トランザクション毎秒 (TPS)平均取引(ブロック)承認時間
ビットコイン3-710 分
イーサリアム15-256 分
ソラナ2,8250.4 秒
ポルカドット(DOT)1,0004-5 秒
EOS4,0000.5 秒
コスモス(ATOM)10,0002-3 分
ステラ1,0002-5 秒
ドージコイン(DOGE)301 分
ライトコイン(LTC)5630 分
アバランチ(AVAX)5,0001-2 秒
アルゴランド(ALGO)1,00045 秒
リップル (XRP)1,5004 秒
ビットコインキャッシュ(BCH)6160 分
IOTA1,5001-5 分
ダッシュ(DASH)10-2815 分

一般的にTPSは高いことはブロックチェーンのパフォーマンスやユーザーエクスペリエンスにとって重要な要素の一つですが、高ければよいわけではありません。

例えば、失敗したトランザクションなどによりTPSの数字が膨らむ可能性があります。Solanaでは70%以上のトランザクションが失敗し、TPSが歪められています。ブロックチェーンはトランザクションごとに複数の出力をバンドルするため、TPSが低下します。 TPSはマーケティングによく使用されますが、技術的には不正確です。