國光宏尚とは
國光宏尚(くにみつ ひろなお、1974年生まれ)は、日本のWeb3・メタバース領域を代表する連続起業家です。モバイルゲーム会社gumiの創業者であり、現在はトークン発行型クラウドファンディング「FiNANCiE」やVRゲーム開発のThirdverse、ブロックチェーン特化VC「gumi Cryptos Capital」などを率いています。著書『メタバースとWeb3』はベストセラーとなり、日本におけるWeb3エバンジェリストとして広く知られています。
gumiの創業と上場
2007年にモバイルSNS・ゲーム会社gumiを創業し、代表作「ブレイブ フロンティア」が世界的ヒットを記録しました。2014年には東証一部への上場を果たしましたが、上場直後の業績下方修正が「gumiショック」として大きな話題となりました。その後gumiはブロックチェーン・XR領域へ軸足を移し、國光自身も2021年に同社を退任してWeb3事業に専念する道を選びました。
FiNANCiEとFNCTトークン
FiNANCiE(フィナンシェ)は、スポーツチームやクリエイターが独自のコミュニティトークンを発行し、ファンと共にプロジェクトを育てるWeb3型クラウドファンディングプラットフォームです。350以上のプロジェクトが参加し、月間累計売上は7億8,800万円超に達しています。2023年にはプラットフォーム基盤トークン「FNCT」がCoincheck IEO第2号案件として販売され、申し込み金額200億円・倍率18.78倍を記録しました。
キャプテン翼RIVALSとブロックチェーンゲーム
Thirdverseグループは、KLab子会社のBLOCKSMITH&Co.と共同でブロックチェーンゲーム『キャプテン翼 -RIVALS-』を開発しました。人気サッカー漫画「キャプテン翼」のIPを活用し、NFT選手の育成やPvP対戦を楽しめるBCGとして2023年1月にサービスを開始。日本発の有名IPとブロックチェーン技術を組み合わせた先駆的な試みとして注目を集めました。Polygon版・Oasys版は2025年11月にサービスを終了しており、BCG市場の厳しさを示す事例でもあります。
Web3・メタバースへの投資と展開
gumi Cryptos Capital(gCC)はOpenSeaやYield Guild Gamingなどへの初期投資で知られるブロックチェーン特化VCで、2号ファンドは約130億円規模に達しています。VRゲーム開発のThirdverseではメタバースとWeb3の融合を推進し、エンタメDAO「SUPER SAPIENSS」の立ち上げや、Web3×エンタメ企業MintTownの経営など、テクノロジーの交差点で多角的に事業を展開しています。
ビジョン
國光はモバイルゲーム、VR、ブロックチェーンと常にテクノロジーの最前線を追い続ける起業家です。「GAFAに対抗できるのはブロックチェーンだけ」という持論を掲げ、トークンエコノミーによるファンコミュニティの経済圏構築を目指しています。X(旧Twitter)では「クリプトおじさん」を自称し、日本のWeb3業界で最も発信力のあるオピニオンリーダーの一人として活動を続けています。