NFTとは何か
NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、ブロックチェーン上で発行される唯一無二のデジタル証明書です。画像・音楽・動画・ゲームアイテムなどのデジタルコンテンツに「所有権の証明」を与える仕組みで、同じデータをコピーしても「本物」の所有権はNFTの保有者のみが持ちます。
2021年:NFTブームの展開
2021年3月、デジタルアーティストBeepleがオークションハウスChristie’sでNFTアート「Everydays: The First 5000 Days」を約75億円(6,930万ドル)で落札し、世界を驚かせました。これをきっかけにNFTへの注目が爆発的に高まり、NBA Top Shot(スポーツハイライト映像)、CryptoPunks(ピクセルアート)、Bored Ape Yacht Club(BAYC)などのコレクションが数億円規模で取引されるようになりました。
OpenSeaの月間取引高は2021年8月に30億ドルを超え、有名アーティスト・スポーツ選手・ブランドが次々とNFTに参入しました。
ブームの終焉と残ったもの
2022年に入るとNFT市場は急速に冷え込み、多くのプロジェクトが無価値に近い状態になりました。「デジタル画像に数億円の価値があるのか」という疑問は今も続きます。しかしNFTはアーティストの収益化、ゲームアイテムの真正性証明、チケットや会員権のデジタル化など、投機を超えた実用的な用途の探索が続いており、技術としての可能性は否定されていません。