DeFiサマーとは?2020年に起きたDeFiブーム

目次

DeFiサマーの始まり

DeFiサマー(DeFi Summer)とは、2020年夏に起きた分散型金融(DeFi)の急激な成長期を指します。きっかけは2020年6月、分散型レンディングプロトコル「Compound」がガバナンストークン「COMP」の流動性マイニング報酬を開始したことです。資金を預けるだけでCOMPトークンを獲得できるという仕組みが話題を呼び、DeFiへの資金流入が爆発的に増加しました。

主要プロトコルの勃興

DeFiサマーでは多くのプロトコルが急成長しました。分散型取引所のUniswapは取引量でCoinbaseを超える日が続出、Yearn Financeは収益最大化のための「イールドファーミング戦略」を自動化し、YFIトークンは発行から約1ヶ月でビットコインの価格を超えました。Curveなどのステーブルコインスワップ、Synthetics、Balancerなども次々と台頭しました。

DeFiのTotal Value Locked(TVL)は2020年6月の約10億ドルから年末には150億ドル以上へと急拡大しました。

DeFiサマーの意義と課題

DeFiサマーはブロックチェーンの「金融のオープン化」という理念を初めて実証した時期でした。しかし高いガス代、スマートコントラクトのバグ、多重レバレッジによるリスクも顕在化。「食料系DeFi」と呼ばれるSushiSwap・Yam Financeなど急造プロジェクトへの資金流入と崩壊も相次ぎ、投機的側面への批判も高まりました。それでもDeFiサマーは、その後のDeFiエコシステムの基礎を作った歴史的な出来事です。


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