ダブルボトム(二度目の安値で踏み止まる)の見抜き方|CVD・OI・FR・板情報で読む底打ちパターン

ダブルボトム(二度目の安値で踏み止まる)の見抜き方 のチャートパターン — ローソク足/Volume/CVD/spotCVD/OI/FR/Bid&Askを1枚に表示。© onchain-guide.com

「ダブルボトム(W字底)」は、ほぼ同じ価格水準で2回安値を試したあと、ネックラインを上抜けて反発する古典的な底打ちパターンです。本記事では、ローソク足だけでなくCVD・spotCVD・OI・FR・Bid/Ask・出来高を並べた1枚の図で、2つ目の安値が本物の底か偽物のリバウンドかを見極める手がかりを整理します。

ダブルボトム(二度目の安値で踏み止まる)の見抜き方 のチャートパターン — ローソク足/Volume/CVD/spotCVD/OI/FR/Bid&Askを1枚に表示。© onchain-guide.com

ダブルボトム(二度目の安値で踏み止まる)とは

ダブルボトムは、Wの字を描く2つの安値で形成される底打ちパターンです。需給的には次の特徴を持ちます。

  • 1つ目の安値より2つ目の安値の出来高が小さい(強気ダイバージェンス)。
  • CVD・spotCVDが2つ目の安値で先行して上昇している。
  • OIは2つ目の安値で積み増される傾向(遅れて参入したショートが捕まる)。
  • FRは2つ目の安値でさらにマイナスに張り付く
  • ネックラインを上抜けると出来高急増+OI急減で踏み上げが始まる。

7指標で読み解く内訳

上のチャートを上から順に読んでいきます。すべての指標が同じ時間軸で並んでいる前提です。

① ローソク足:W字の二谷形成

中央で形成される2つの谷がほぼ同じ価格水準にあります。間にできる山の高値ライン(ネックライン)が後の反発のトリガーラインになります。

② Volume:2つ目の谷で出来高が萎む

1つ目の谷では明らかに出来高が増えていますが、2つ目の谷では同じ価格水準にも関わらず出来高が増えていません。これは「同じ価格を新規売り手が攻められなくなった」ことを示しています。

③ CVD:2つ目の谷で明確な上昇

1つ目の谷ではCVDが追従していますが、2つ目の谷ではCVDが先に上昇を始めています。価格は同じでも、成行売りの勢いが続いていないという需給の改善を示します。

④ spotCVD:現物が先に拾っている

spot側のCVDは2つ目の谷に向かう過程で明確に上昇しています。現物の大口は1つ目の安値を仕込みのスタート地点と見て、2つ目を待たずに買い集め始めているケースです。

⑤ OI:2つ目の谷でOIが膨れる

むしろ2つ目の谷ではOIが急増します。これは「最初の安値で乗り遅れたショート勢が、戻りで売って入ってきている」ためで、踏み上げの燃料が積み上がっている状態です。

⑥ FR:2つ目で過熱が極まる

FRは1つ目より2つ目の安値でさらに負に振れます。ショート側のコスト負担がピークになり、わずかな上昇で大量の損切りが連鎖する条件が揃います。

⑦ Bid&Ask:2つ目の谷で巨大なBidの壁

板情報では、2つ目の谷に大きな買い注文の壁が出現します。1つ目より明らかに厚く、価格を押し戻している様子が見えます。

早期察知の3チェックリスト

  1. 出来高比較:1つ目と2つ目の安値の出来高を比較。2つ目が明確に小さければ要警戒。
  2. CVDの安値切り上げ:価格は同じでもCVDが2つ目で高くなっていないか。これがダブルボトムの「本物度」を測る決め手。
  3. ネックライン抜け+出来高:ネックラインを上抜けるバーの出来高が大きいか確認。出来高が伴わないブレイクはダマシ反落の可能性。

対策・トレード方針

  • ショート保有者:2つ目の安値が形成され、出来高・CVDで強気ダイバージェンスが確認できたら部分利確。ネックライン抜けまで待つと利益が削られる。
  • ロング狙い:理想は「2つ目の安値で買って、ネックライン抜けで増し玉」。ストップは2つ目の安値のすぐ下。
  • 傍観者:W字が完成途中(2つ目を試す段階)では、どちらに転ぶかわからない。ネックラインの内側でレンジ取引するか、ブレイク確認まで待つのが安全。

まとめ

ダブルボトムは「同じ価格をもう一度試したが、売り需給はもう続かない」というギャップが顕在化するパターンです。形(W字)だけを覚えても、それが本物か偽物かは出来高とCVDの比較でしか分かりません。1つ目より2つ目の安値で出来高が萎み、CVDが先に上げ、OIだけが積み上がる — この4点セットが揃ったら、ネックライン抜けに備えるべき局面です。

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