未実現損益と実現損益の違い

一言でいうと、「未実現損益は評価額の変動による損益で、実現損益は実際の取引で確定した損益」です。


未実現損益(Unrealized Gains and Losses)

未実現損益は、保有している資産やポジションの評価額が変動した結果生じる損益であり、実際に売却や取引が行われていないため「未実現」とされる。未実現損益は、資産の時価評価を基に計算される。

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  • ある株式を購入して、その後株価が上昇した場合、その株をまだ売却していない限り、その株の評価額の増加分は未実現利益となる。
  • 同様に、株価が下落した場合、その株をまだ売却していなければ、評価額の減少分は未実現損失となる。

実現損益(Realized Gains and Losses)

実現損益は、保有している資産やポジションを実際に売却、または取引することで確定する損益である。実現損益は、実際の取引を通じて確定するため、現金化される。

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  • 保有している株式を購入価格より高い価格で売却した場合、その差額が実現利益となる。
  • 同様に、購入価格より低い価格で売却した場合、その差額が実現損失となる。