スマートフォンで Phantom Wallet を利用していると、機種変更のタイミングで
「@から始まるユーザーIDはどうやって引き継ぐのか?」
と不安になる方は少なくありません。
結論から言うと、PhantomのユーザーIDはウォレット(秘密鍵)に紐づいているため、正しい方法で復元すれば自動的に引き継がれます。
ただし、手順を誤ると「別のIDが生成された」と勘違いするケースもあるため、注意点を含めて整理します。
1. PhantomのユーザーIDの正体を理解する
Phantomに表示される「@username」のようなIDは、
アカウント登録制のIDではありません。
このIDは以下の情報に紐づいています。
- ウォレットの秘密鍵(リカバリーフレーズ)
- そのウォレットに紐づくプロフィール設定
つまり、
同じウォレットを復元すれば、同じユーザーIDが復活します。
メールアドレスや電話番号で管理されているものではない点が重要です。
2. 機種変更時に必ず必要なもの
機種変更でIDを引き継ぐために必要なのは、次の1点だけです。
- リカバリーフレーズ(シードフレーズ)
これは通常、
- 12語または24語の英単語
で構成されています。
このフレーズがあれば、
- 資産
- NFT
- 接続履歴
- PhantomのユーザーID
すべてを含むウォレット環境を復元できます。
3. 正しい引き継ぎ手順
新しいスマートフォンでの手順は以下の通りです。
- 新端末に Phantom アプリをインストールします
- 初回起動時に「新規作成」ではなく 「既存ウォレットを復元」 を選択します
- 以前のウォレットで使っていたリカバリーフレーズを正確に入力します
- 復元完了後、プロフィール画面を確認します
この時点で、
元の @ユーザーID がそのまま表示されていれば引き継ぎ成功です。
4. IDが引き継がれないように見えるケース
「正しく復元したはずなのに、IDが違う」と感じる場合、
多くは以下の原因です。
■ 別のウォレットを復元している
複数ウォレットを持っている場合、
違うリカバリーフレーズを入力していると別IDになります。
■ 新規ウォレットを作成してしまった
誤って「新規作成」を選ぶと、
当然ながら新しいIDが生成されます。
■ プロフィールが未同期に見える
復元直後は、
- 表示名
- アイコン
が一時的にデフォルト表示になることがありますが、
少し時間を置くと元に戻るケースもあります。
5. 事前にやっておくと安全なこと
機種変更前に、以下を確認しておくと安心です。
- リカバリーフレーズを紙などに安全に控えているか
- Phantomのプロフィール画面で現在の @ID を確認しているか
- 複数ウォレットを使っている場合、どれがメインか把握しているか
特に、
スクリーンショットだけに頼るのは危険です。
端末故障時に復元できなくなる可能性があります。
6. まとめ
PhantomウォレットのユーザーID(@から始まるID)は、
- アカウント制ではない
- ウォレット(秘密鍵)に紐づいている
- 正しく復元すれば自動的に引き継がれる
という性質を持っています。
機種変更時に必要なのは、
「新規作成を選ばないこと」と「正しいリカバリーフレーズを使うこと」
この2点だけです。
Solanaエコシステムでは、
ウォレット=身分証明書のような役割を果たします。
だからこそ、日頃からリカバリーフレーズの管理を徹底しておくことが、最大のセキュリティ対策と言えるでしょう。

