WAGMI(ワグミ)とは

WAGMI(ワグミ)とは、“We’re All Gonna Make It”(ウィー・アー・オール・ゴナ・メイク・イット)の頭文字をとった略語で、「私たちは皆うまくいく」「全員で成功しよう」という意味の仮想通貨・クリプト業界を代表するスラングです。市場が荒れているときや、コミュニティの士気を高めたいときに使われる合言葉であり、SNSやDiscord、Telegramなどで頻繁に目にします。

WAGMIの由来と広まり方

WAGMIはもともとボディビルやフィットネスのコミュニティで生まれたフレーズとされています。努力を続けていれば「みんなで夢を叶えられる」というモチベーションの言葉として使われていました。それが2020〜2021年のDeFiブームやNFTブームに乗じて仮想通貨コミュニティに流入し、爆発的に普及しました。

特にNFTプロジェクトのコミュニティでは、プロジェクトへの期待感や仲間意識を表現するためにWAGMIが盛んに使われました。価格が上がればWAGMI、下落してもWAGMI、と前向きな精神の象徴として定着していきました。現在では仮想通貨・ブロックチェーン業界全体を代表する文化的なスラングとなっています。

WAGMIの使われ方と関連スラング

WAGMIはさまざまな場面で使われますが、特に以下のような状況でよく見かけます。

1. 市場の下落時
ビットコインやアルトコインが大きく下落したとき、コミュニティメンバーが互いに「WAGMI」と声をかけ合い、長期目線でのホールドを励まします。弱気相場(ベアマーケット)においてメンタルを維持するための合言葉として機能しています。

2. プロジェクトへの期待感を示すとき
新しいDeFiプロトコルやNFTプロジェクトのローンチ時に「このプロジェクトは成功する、WAGMI!」というかたちで使われます。コミュニティの熱量を高める効果があります。

3. 仲間への連帯感を示すとき
同じプロジェクトやコインを保有している仲間に対して「一緒に成功しよう」という連帯感を示すために使います。

WAGMIと対になるスラングとしてNGMI(Not Gonna Make It)があります。NGMIは「成功しない」「うまくいかない」という意味で、悪い投資判断をした人やネガティブな発言をした人に対して使われます。また、HFSP(Have Fun Staying Poor)という「貧乏のままでいろ」という意味のスラングも同様の文脈で使われることがあります。

WAGMIの注意点:楽観主義の落とし穴

WAGMIはポジティブなコミュニティ文化を形成する一方で、注意すべき側面もあります。

過度な楽観主義のリスク
WAGMIという言葉がコミュニティ内で広がると、プロジェクトのリスクや問題点を冷静に評価することが難しくなる場合があります。「みんながWAGMIと言っているから大丈夫」という集団思考(グループシンク)に陥ることで、詐欺プロジェクトや質の低いNFTに投資してしまうリスクがあります。

自分自身のリサーチ(DYOR)が重要
仮想通貨投資において、コミュニティのムードに流されず、自分自身で情報を検証する姿勢(DYOR:Do Your Own Research)は常に重要です。WAGMIの雰囲気に乗る前に、プロジェクトのホワイトペーパーやチームの信頼性、トークノミクスなどをしっかり確認しましょう。

まとめ

WAGMI(ワグミ)は「We’re All Gonna Make It」の略で、仮想通貨コミュニティにおける団結と楽観主義を象徴するスラングです。市場が厳しい局面でも前向きな姿勢を保ち、仲間と共に成功を目指すという精神が込められています。ただし、過度な楽観主義はリスクを見落とす原因になることも。WAGMIの精神を大切にしながらも、冷静な判断力と自分自身のリサーチを忘れないことが、長期的に仮想通貨投資を続けるうえで大切です。