Lido Financeとは

Lido Finance(リド)は、イーサリアム最大のリキッドステーキングプロトコルです。ユーザーがETHを預けるとstETH(Staked ETH)を受け取り、ステーキング報酬を得ながらDeFiで資産を活用できます。イーサリアムのステーキング市場で約30%のシェアを占める巨大プロトコルです。

stETHの仕組み

Lidoに預けたETHはプロのノードオペレーター(バリデーター)に委託されてステーキングされます。ユーザーは代わりにstETHを受け取り、これがステーキング報酬を日々自動的に蓄積します(リベース方式)。stETHはETHとほぼ1:1の価値を持ち、Aave、Curve、Uniswapなど主要DeFiプロトコルで広く受け入れられています。

wstETH

wstETH(Wrapped stETH)は、stETHのリベースを内部的に処理するラップ版です。トークン数量が変わらず価値が増加する方式で、DeFiプロトコルとの統合が容易なため、多くのプロトコルでwstETHの方が使われています。L2(Arbitrum、Optimism、Base等)でもwstETHが利用可能です。

分散化への取り組み

Lidoのシェアの大きさはイーサリアムの分散性に対する懸念を生んでいます。この問題に対してLidoは、ノードオペレーターの多様化、DVT(Distributed Validator Technology)の採用、Lidoの市場シェアを自主的に制限する議論などを進めています。LDOトークンによるDAOガバナンスが方針決定を担っています。

DeFiへの影響

stETH/wstETHはDeFiにおける最も重要な担保資産のひとつとなっています。Aaveでの最大担保資産、CurveのstETH/ETHプール、MakerDAOの担保など、DeFi全体のTVLに大きく貢献しています。リキッドステーキングの概念を定着させたパイオニアとして、DeFiの歴史に重要な位置を占めています。

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