ENSとは
ENS(Ethereum Name Service)は、イーサリアムのアドレス(0x…)を人間が読みやすい名前(例:vitalik.eth)に紐づける分散型の名前解決サービスです。インターネットのDNS(Domain Name System)に相当する仕組みで、Web3のアイデンティティインフラとして広く使われています。
仕組みと機能
ENSドメイン(.eth名)はNFT(ERC-721)として実装されており、取引や譲渡が可能です。ウォレットアドレスだけでなく、IPFS上のウェブサイト、メールアドレス、SNSアカウント、アバターなど様々な情報を紐づけることができます。多くのウォレットやDAppがENSに対応しており、送金時に長いアドレスの代わりにENS名を使用できます。
登録と料金
ENSドメインの登録はapp.ens.domainsから行えます。料金は名前の長さによって異なり、5文字以上は年間5ドル、4文字は年間160ドル、3文字は年間640ドルです。登録にはETHでのガス代も必要です。人気のある短い名前やブランド名は高額で取引されることもあります。
ENS DAO
2021年にENSトークンが配布され、ENS DAOが発足しました。プロトコルの方向性、料金体系、機能追加などがガバナンス投票で決定されます。ENSの登録料収入はDAOのトレジャリーに蓄積され、エコシステムの発展に投資されています。
Web3アイデンティティとしての役割
ENS名はWeb3のアイデンティティとして広く認知されています。X(旧Twitter)のプロフィール名に.ethを付けるユーザーも多く、暗号資産コミュニティでの「名刺」のような役割を果たしています。ENSv2ではL2対応やガスレス登録など、さらなる利便性向上が計画されています。