ギャビン・ウッドとは
ギャビン・ウッド(Gavin Wood)は、イーサリアムの共同創設者であり、Polkadot(ポルカドット)の創設者です。イーサリアムの技術仕様書「イエローペーパー」を執筆し、最初のイーサリアムクライアント実装を行った人物として知られています。「Web3」という用語を最初に提唱した人物でもあります。
イーサリアムでの貢献
ウッドはイーサリアムプロジェクトにおいて、Solidityプログラミング言語を設計し、最初の機能的なイーサリアム実装であるcpp-ethereumを開発しました。イーサリアムの技術的基盤を実質的に構築した人物と言えます。しかし2016年にイーサリアム財団を離れ、独自のビジョンを追求し始めました。
Polkadotの設立
2016年にWeb3 Foundationを設立し、2020年にPolkadotのメインネットをローンチしました。Polkadotは異なるブロックチェーンを接続する「マルチチェーンフレームワーク」として設計されています。リレーチェーンを中心にパラチェーン(並列チェーン)が接続される構造で、チェーン間のメッセージング・資産移動を実現しています。
Substrateフレームワーク
ウッドが率いるParity Technologiesは、ブロックチェーン構築フレームワーク「Substrate」を開発しました。Substrateを使えば、カスタムブロックチェーンを比較的容易に構築でき、Polkadotのパラチェーンとして接続することも可能です。数百のプロジェクトがSubstrateを使ってブロックチェーンを構築しています。
Web3のビジョン
ウッドは2014年に「Web3」という用語を初めて使い、分散型インターネットのビジョンを提唱しました。個人がデータとデジタルアイデンティティを自ら管理し、中央集権的なプラットフォームに依存しない世界を目指しています。Polkadotの「異種混合マルチチェーン」の構想は、このWeb3ビジョンの技術的実現を目指したものです。