Ethenaとは

Ethena(エテナ)は、デルタニュートラル戦略を用いた合成ドル「USDe」を発行するプロトコルです。従来のステーブルコインとは異なるアプローチで米ドルとのペッグを維持し、同時に高い利回りを提供することで急速に成長しました。

USDeの仕組み

USDeはETHやBTCを担保として受け取り、同時に永久先物でショートポジションを取ることでデルタニュートラル(価格変動リスクゼロ)の状態を作ります。担保資産の価格が上がればショートポジションが損失を出し、下がれば利益を出すため、全体としてドルに連動した価値を維持します。

sUSDeの利回り

USDeをステーキングしてsUSDe(staked USDe)を得ると、永久先物のファンディングレート収入やステーキング報酬を受け取れます。利回りは市場環境によって変動しますが、一時的に年利20〜30%を超えることもあり、DeFi市場で大きな注目を集めました。

リスクと懸念

Ethenaには固有のリスクがあります。ファンディングレートが長期間マイナスになると利回りが低下・マイナスになる可能性、カウンターパーティリスク(取引所やカストディアンの信用リスク)、急激な市場変動時のデペッグリスクなどです。Terra/USTの崩壊を教訓に、これらのリスクに対する透明性と対策が求められています。

エコシステムの拡大

USDeはAave、MakerDAO、Morphoなど主要DeFiプロトコルに担保資産として統合されています。ENAガバナンストークンも発行され、Ethenaのエコシステムは急速に拡大中です。合成ドルという新しいカテゴリのステーブルコインとして、業界の注目を集め続けています。

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