ガバナンストークン(Governance Token)

ガバナンストークンとは

ガバナンストークン(Governance Token)は、DeFiプロトコルやDAOの意思決定に投票する権利を付与するトークンです。プロトコルの手数料設定、資金の使途、技術的なアップグレードなどについて、トークン保有量に応じた投票権が与えられます。

ガバナンスの仕組み

一般的なガバナンスの流れは、まずフォーラム(Discourseなど)で議論が行われ、提案が形式化されます。次にSnapshot(オフチェーン投票)やTally(オンチェーン投票)などのツールで投票が実施されます。可決された提案はマルチシグやタイムロック付きコントラクトを通じて実行されます。

代表的なガバナンストークン

UNI(Uniswap)、AAVE(Aave)、COMP(Compound)、MKR(MakerDAO)、CRV(Curve)、ARB(Arbitrum)、OP(Optimism)などが代表的です。これらのトークンは取引所でも売買されており、ガバナンス権に加えて投機的な需要もあります。

veTokenモデル

Curveが導入したveToken(vote-escrow Token)モデルは、ガバナンストークンの重要な発展形です。CRVを長期間ロックしてveCRVを得ると、投票権と報酬ブーストが付与されます。ロック期間が長いほど投票力が大きくなるため、長期コミットメントへのインセンティブになります。このモデルは多くのプロジェクトに採用されています。

課題と展望

ガバナンストークンの課題として、投票参加率の低さ、大口保有者への権力集中、「ガバナンス攻撃」(フラッシュローンで一時的に大量のトークンを借りて投票する)のリスクなどがあります。委任投票(デリゲート)の仕組みやOptimismの二院制(Token House / Citizens’ House)など、より良いガバナンスモデルの探求が続いています。

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