Aptosとは
Aptos(アプトス)は、Meta(旧Facebook)のDiemプロジェクト出身のメンバーが設立したAptos Labsが開発するレイヤー1ブロックチェーンです。安全性、スケーラビリティ、アップグレード可能性を設計原則として掲げ、Move言語を採用しています。
Block-STMによる並列実行
Aptosの技術的特徴は、Block-STMと呼ばれる並列トランザクション実行エンジンです。楽観的並行制御(optimistic concurrency control)を採用し、トランザクションをまず並列に実行してから競合を検出・再実行する方式で、高いスループットを実現しています。
AptosBFTコンセンサス
AptosはDiemの研究成果を引き継いだAptosBFTコンセンサスプロトコルを使用しています。BFT(ビザンチン障害耐性)ベースのコンセンサスで、高速なファイナリティ(1秒未満)を実現しつつ、バリデーターの3分の1未満が悪意を持っていてもネットワークが正常に機能します。
エコシステムと発展
Aptosのエコシステムには、PancakeSwap(DEX)、Thala Labs(DeFi)、Topaz(NFTマーケットプレイス)など多数のプロジェクトが参加しています。MicrosoftやGoogleとのパートナーシップも発表されており、エンタープライズ分野での採用も進んでいます。
SuiとAptosの比較
SuiとAptosはどちらもDiem出身のMove系チェーンですが、設計思想は異なります。Suiはオブジェクト中心モデルとファスト・パスに注力し、Aptosはブロック単位の並列実行とモジュラーアップグレードに重点を置いています。両プロジェクトの競争がMove系エコシステム全体の発展を加速しています。