リキッドステーキング(Liquid Staking)

リキッドステーキングとは

リキッドステーキング(Liquid Staking)は、暗号資産をステーキングしながらその資産の流動性を維持できる仕組みです。通常のステーキングでは資産がロックされますが、リキッドステーキングでは代わりにLST(リキッドステーキングトークン)を受け取り、DeFiで自由に活用できます。

仕組みと流れ

例えばLido FinanceにETHを預けるとstETHを受け取ります。stETHはETHとほぼ同じ価値を持ち、DEXでの取引、レンディングの担保利用、さらなるファーミングに使えます。ステーキング報酬を得ながらDeFi運用も可能という「二重取り」ができるのが魅力です。

主要プロトコル

Lido Finance(stETH)が最大シェアを占め、Rocket Pool(rETH)、Coinbase(cbETH)、Frax Finance(sfrxETH)、Mantle(mETH)なども展開しています。各プロトコルは分散性、利回り、DeFi統合度で差別化を図っています。

リスクと注意点

LSTの価格が原資産から乖離する「ディペッグ」リスク、スマートコントラクトの脆弱性リスク、バリデーターのスラッシングリスクがあります。2022年にはstETHがETHから一時的に乖離し、Terra/Luna崩壊と相まって市場に動揺が広がりました。

リステーキングへの発展

発展形としてEigenLayerが提唱する「リステーキング」が登場しました。ステーキングされたETHやLSTを再度別のプロトコルのセキュリティに活用する仕組みで、資本効率をさらに高めます。LRT(リキッドリステーキングトークン)も新たなカテゴリとして注目を集めています。

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