ファーミングとは
ファーミング(Yield Farming / イールドファーミング)は、DeFiプロトコルに暗号資産を預け入れることで利回りを得る運用手法の総称です。「農業(ファーミング)」に例えて、資産を「種まき」し「収穫」するイメージから名付けられました。
ファーミングの仕組み
基本的な流れは、DEXやレンディングプロトコルに資産を預け、取引手数料の分配やガバナンストークンの報酬を受け取るというものです。流動性提供(LP)、レンディング、ステーキングなど様々な方法が含まれます。報酬はAPYで表され、プロトコルや市場状況によって大きく変動します。
DeFiサマーと流動性マイニング
2020年の「DeFiサマー」にファーミングは爆発的に普及しました。CompoundのCOMP流動性マイニングがきっかけとなり、SushiSwap、Yearn Finance、Curveなど多くのプロトコルが高い報酬を提供しました。年利数千%を超えるファームも現れ、大量の資金がDeFiに流入しました。
リスクと注意点
スマートコントラクトのバグやハッキングリスク、報酬トークンの価格下落リスク、インパーマネントロス(変動損失)、ガス代コストなどがあります。表面上のAPYが高くても、これらのリスクを考慮すると実質リターンが低い、あるいはマイナスになるケースも少なくありません。
現在のファーミング
2024年以降は初期の過熱期に比べて成熟し、持続可能なリアルイールド(実質利回り)を重視する傾向が強まっています。取引手数料や実際の収益に基づいた報酬モデルが主流になりつつあり、リキッドステーキングやリステーキングなど新しい形態も登場しています。