ラグプルとは
ラグプル(Rug Pull)は、暗号資産やDeFiプロジェクトの開発者が投資家から資金を集めた後に突然プロジェクトを放棄して資金を持ち逃げする詐欺行為です。「ラグ(じゅうたん)を引っ張る」という英語の慣用句に由来し、足元のじゅうたんを急に引き抜いて人を転ばせるイメージです。
ラグプルの種類
大きく3つのパターンがあります。「流動性の引き抜き」はDEXの流動性プールから開発者が資金を一括引き出す手法です。「売却制限(ハニーポット)」はスマートコントラクトに特殊コードを仕込み開発者以外が売却できなくする手法です。「大量売却」は開発者が保有する大量のトークンを一気に市場で売却する手法です。
過去の主要な事件
2021年のSquid Game Token(SQUID)は人気ドラマの名前を悪用し、トークン価格を急騰させた後に開発者が流動性を引き抜きました。AnubisDAOでは約6,000万ドル、Thodexでは約20億ドル相当の被害が発生したとされています。
見分け方
ラグプルを避けるチェックポイントがあります。匿名チームのプロジェクトは要注意です。スマートコントラクトが監査されているか、流動性がロックされているか、トークン配布が特定ウォレットに集中していないか、非現実的な高利回りを約束していないかを確認しましょう。
自衛策
Token Sniffer、RugDoc、GoPlus Securityなどのツールでコントラクトの安全性を確認する習慣をつけましょう。投資額は最悪失ってもよい金額に留め、新しいプロジェクトには特に慎重に接するべきです。DYOR(自分で調べる)の精神が不可欠です。