清算(リキデーション / Liquidation)

清算とは

清算(リキデーション / Liquidation)は、DeFiレンディングやレバレッジ取引において、担保の価値が一定の基準を下回った際に強制的にポジションが解消される仕組みです。貸し手の資金を保護するための安全装置として機能しています。

DeFiレンディングでの清算

AaveやCompoundなどのレンディングプロトコルでは、暗号資産を担保に別の資産を借り入れることができます。例えばETHを担保にUSDCを借りた場合、ETHの価格が下落して担保率(LTV: Loan to Value)が清算閾値を超えると、担保のETHが自動的に売却されて借入が返済されます。

清算ペナルティ

清算が発生すると、借り手は清算ペナルティ(通常5〜15%)を支払う必要があります。このペナルティは清算を実行する「清算人(リキデーター)」へのインセンティブとなります。清算人はボットを使って常にポジションを監視し、清算可能になった瞬間に実行して利益を得ます。

連鎖清算(Cascading Liquidation)

大規模な価格下落時には「連鎖清算」が発生することがあります。清算による担保売却がさらなる価格下落を引き起こし、その下落がまた新たな清算を誘発するという悪循環です。2022年のTerra/Luna崩壊や、3AC(Three Arrows Capital)の破綻時には大規模な連鎖清算が発生しました。

清算を避けるには

清算を防ぐためには、十分な担保率を維持することが最も重要です。借入比率を保守的に設定する(推奨される最大LTVの半分程度に留める)、価格アラートを設定する、清算が近づいたら担保を追加するか借入を一部返済する、といった対策が有効です。DeFiDashboardやDeBank等のツールでポジションの健全性を監視できます。

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