KYC / KYB(本人確認)

KYC / KYBとは

KYC(Know Your Customer / 顧客確認)は、金融サービスの利用者が本人であることを確認する手続きです。KYB(Know Your Business / 事業者確認)は法人顧客に対する同様のプロセスです。暗号資産業界では取引所やサービスの利用開始時に求められます。

KYCの具体的な内容

暗号資産取引所でのKYCでは、氏名・生年月日・住所などの基本情報、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類、顔写真の撮影(セルフィー認証)、場合によっては収入源や資金の出所の申告が求められます。手続きは数分から数日で完了します。

なぜKYCが必要なのか

主にAML(マネーロンダリング対策)とCFT(テロ資金供与対策)の一環として義務付けられています。日本では「犯罪収益移転防止法」に基づき暗号資産交換業者に本人確認義務があります。世界的にもFATFの勧告により多くの国でKYCが法的に要求されています。

DeFiとKYCの関係

DeFiプロトコルの多くはKYCを要求しません。分散型で管理者が存在しないため従来の金融規制の適用が曖昧だからです。しかし規制の強化に伴い、一部のDeFiがKYCを導入し始めています。オンチェーンKYC証明ソリューション(Worldcoin、Polygon IDなど)も登場しています。

プライバシーとの両立

ゼロ知識証明を活用したKYCソリューションでは、個人情報を開示せずに「本人であること」だけを証明できる仕組みが研究されています。暗号資産の分散性・プライバシーと社会的な規制要求の両立は、業界全体の重要な課題です。

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