流動性プールとは?DeFiの仕組みとインパーマネントロスを解説

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流動性プール(Liquidity Pool)とは、DEX(分散型取引所)でスムーズな取引を実現するために、ユーザーが資産を預け入れる共有の資金プールです。DeFiの根幹を支える仕組みで、流動性を提供したユーザーは取引手数料の一部を報酬として受け取れます。

流動性プールの仕組み

流動性プールには、2種類のトークンが同額ずつ預け入れられます(例:ETH + USDC)。取引者がスワップを行うと、プール内のトークン比率が変化し、価格が自動計算されます。これがAMM(自動マーケットメーカー)の仕組みです。

流動性を提供したユーザーはLP(流動性プロバイダー)トークンを受け取り、後でこのトークンを返還することで元本+手数料収入を引き出せます。

流動性提供のメリット

  • 取引手数料の収入:プールで発生した取引手数料の一部が報酬として分配される
  • 追加トークン報酬:プロトコルによっては、独自トークンが上乗せ支給される(イールドファーミング)
  • 資産を寝かせない:保有資産をただ保有するだけでなく、収益を生み出せる

インパーマネントロス(一時的損失)とは

流動性提供の最大リスクがインパーマネントロス(Impermanent Loss)です。預け入れたトークンの価格が変動すると、単純に保有していた場合と比べて資産価値が下がってしまう現象です。

例として、ETHとUSDCを50:50で預けたとします。その後ETHの価格が2倍になると、裁定取引によってプール内のETHが減少し、単純保有より資産が目減りします。価格変動が大きいほどインパーマネントロスも大きくなります。

インパーマネントロスが起きにくいケース

  • USDC/USDTなど、価格が連動するステーブルコインペア
  • wBTC/BTCなど、同一資産のラップトークンペア

主な流動性プールの例

プロトコル主なペア手数料率
Uniswap v3ETH/USDC、ETH/WBTC など0.05%〜1%
Curve FinanceUSDC/USDT/DAI(3pool)0.04%
PancakeSwapBNB/USDT、CAKE/BNB など0.25%

まとめ

流動性プールは、DeFiの取引を支える重要な仕組みです。手数料収入を得られる一方、インパーマネントロスというリスクもあります。参加する際は、プールのペアと価格変動リスクを十分に理解した上で判断しましょう。


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